回復期リハビリ病院を選ぶチェックポイント
回復期リハビリテーションを目的とした病院を探している場合、
病院探しのポイントとして多くの方がチェックしているのが、治療を実際に行ってくれる医師の経験が豊富であることや、
その時の症状や適切な処置についての詳しい情報を毎回きちんと説明をする医師がいることが重要だと考える方が多いです。
リハビリテーションは時間をかけて行っていく必要があることから、
話をきちんと聞いてくれるコミュニケーションの取れるスタッフが居る医療機関を選ぶことで、
信頼して治療を続けていくことが可能です。
特に若年女性は医師とのコミュニケーションに対して苦手意識を持っている方が多いので、
女性スタッフがいる医療機関を選ぶという方も少なくありません。
回復期リハビリ病棟基準は3段階のうちどれか?
より良い回復期リハビリテーション病棟を選ぶ上で、回復期リハビリ病棟は満たしている条件によって3段階にわけられています。
診療報酬の制度上、回復期リハビリテーション病棟は重症な方への対応を行える入院科1、
それに準じている入院科2、比較的軽症の患者に向けた入院治療に対応している入院科3の3段階に分類されています。
基本的に回復期病棟入院料1の認定がなされているほうが質がいいと言えるでしょう。
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病棟入院料1 |
病棟入院料2 |
病棟入院料3 |
在宅復帰率 |
70%以上 |
60%以上 |
制限なし |
看護師配置(1人あたりの患者数) |
13人 |
15人 |
15人 |
リハビリスタッフ配置 |
【理学療法士】 3人以上 【作業療法士】 2人以上 【言語聴覚士】 1人以上 |
【理学療法士】 2人以上 【作業療法士】 1人以上 |
【理学療法士】 2人以上 【作業療法士】 1人以上 |
社会福祉士 |
1人以上 |
配置義務なし |
配置義務なし |
重症患者率 |
30%以上 |
20%以上 |
制限なし |
回復期リハビリ病院の立地はどう?
一般的に多くの医療機関は、利用者が定期的に通いやすい環境を作る為にも立地の良い場所に医療機関を開業している傾向にあり、
比較的交通機関などが近くにあり利用する中心部に大きな病院などがある特徴があります。
開業した場所がどんな特性を持ち、どんな患者層が多いのか、競合医院がどれくらいあるのかなどを考慮して病院の立地は決まっているので、
自分の通いやすい場所にある医療機関なのかきちんと把握して選ぶことが重要です。
どんな診療科目があるか?
回復期リハビリテーションを受けることが出来る医療機関では、
様々な病気や症状の度合いによってもリハビリテーションの内容や、治療期間は大きく異なってきます。
また治療を行いつつリハビリを同時に行っていく場合、通院ではなく入院をしている方は非常に多いです。
そこで利用する病院選びの際にどんな診療科目があるのか、
入院中の急変にも対応してくれるかなども事前に調べておくことで自分に適切な治療を受けることが可能になります。
病棟やリハビリの雰囲気、リハビリの環境
実際にリハビリを行っていく場合、多くの方は長期間かけてじっくり行っていくという方が大半です。
そのため自分の生活スタイルに合わせて継続してリハビリを行う為にも、
土日もリハビリをやっている?という不安や、リハビリのスタッフ数は十分に足りているのかという点を心配している方も多いです。
事前に医療機関の情報を自分自身で集めたり、実際に利用した方の口コミ評価を確認するなどして、利用する病棟を決めるようにしましょう。
僕が運営しているしているもう一つのリハビリ特化のサイトにて福祉系の記事を書いていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください!
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●介護保険での福祉用具のレンタルと購入~対象の用具と自己負担割合