高血圧が原因で頭痛は起こるのか
一般的に何らかの原因で脳内の血管が拡張して脳内の神経を刺激すると頭痛が起こるとされています。
その頭痛の原因ともなると言われているのが高血圧緊急症と呼ばれている病気です。
血圧が急激に高くなることで特定の臓器に障害が生じた状態のことをそう呼びます。
心臓が全身に血液を送り出すには圧力が必要です。
血圧は心臓が血液を全身へ送り出す為の圧力と心拍数、血管中にある血液の量や全身の血管の抵抗などによって決まってきます。
高血圧緊急症とは、そのような全身を流れる血管の抵抗が急激に上昇することで発症すると言われています。
その症状が脳に出てしまうと頭痛という症状で現れます。
ストレスによる交感神経の活性化や急激な寒さなどの温度変化なども発症のきっかけとなります。
頭痛が起きた時の対処法は?種類別の対処法
頭痛の種類として多いのが更年期症状と関連する頭痛の代表的な緊張型の頭痛と片頭痛です。
それぞれの頭痛が起きた時の対処法として、軽度の片頭痛の場合はアルコールやカフェインなどを飲んでいた場合は、それらの飲み物を飲むのを控えることです。
その後、少し暗めの静かな場所で安静にしています。
暗くて静かな場所はリラックスできるため副交感神経を優位にし血圧の上昇を抑えてくれます。
痛みを感じる部分を軽く冷やしてあげても良いです。
軽い緊張型の頭痛の場合は、長時間同じ姿勢でいたことが原因で起こった場合であれば姿勢を変えることが治まることがあります。
同じ姿勢でいるとデスクワークする人であれば肩や首周りの血行が悪くなり血流が滞ります。
また、軽めのストレッチをして血行をよくしてあげるのも良いでしょう。
体を十分温めることで症状が治まることもあります。
あまりにも症状がひどい場合は、病院で診断して症状にあった薬を処方してもらいましょう。
病院などへ行く時間が取れない場合は、薬局などで頭痛薬を購入して服用して症状の改善をみるのも良いです。
症状が改善されない場合は、病院へ行きましょう。
注意したい頭痛とは?クモ膜下出血などの脳卒中の場合も
頭痛の中には二次性頭痛と呼ばれている頭痛があります。
何らかの病気が原因で、その症状として頭痛となって現れている場合です。
そのような頭痛の原因としては、脳出血やクモ膜下出血、脳卒中などの重大な病気があります。
頭痛に伴い以下の症状がある場合は病院にかかることをおすすめします。
●吐き気や嘔吐
●痙攣
●めまい
●手足のしびれ
●感覚障害
●運動麻痺
吐き気や嘔吐の症状や、けいれんやめまいなど、普段と様子がおかしかったり手足に痺れや麻痺などの症状も頭痛と一緒になって現れている場合もありますので、そのような症状が少しでも見られたら一刻も早く病院へ行って受診しましょう。
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一人で行くのも辛い時などは迷わず救急車を呼んでください。
自分一人で対処できない場合は、近くの人に助けを求めることです。
命に関わる事態なので、少しでも早い対処があなたの命を救います。