脳卒中は日本人の死亡原因の第4位
脳梗塞や脳出血などのいわゆる脳卒中は1980年までは日本の死亡原因の第1位でした。
それ以降は、徐々に減っていき、
1位:ガン
2位:心臓病
3位:肺炎
4位:脳卒中
の順番になっています。
厚生労働省の統計によると
2013年の死亡総数のうち、脳卒中で亡くなった人は11万8347人で、全体の9.3%という報告があります。
またそのうち脳梗塞は6万9967人で、脳梗塞は脳卒中で亡くなった人の約6割を占めていると報告されています。
脳卒中は日本人の寝たきり原因の第1位
日本人が寝たきりになる理由はさまざまですが、脳卒中が原因の場合が18.5%を占め、第1位となっています。
2位:高齢による衰弱(13.4%)
3位:骨折・転倒(11.8%)
と2013年の国民生活基礎調査で報告されています。
脳卒中の死亡率は低下しているも患者数は増加?
治療法の進歩や高血圧にたいする意識変化などにより、脳出血の発症患者は少なくなっており、死亡率も低下しています。
しかし、食生活が肉食に変化していることや高齢化にともない、脳梗塞の発症患者が増加しており、脳卒中全体の患者数は変化していないのが現状です。
また、脳卒中は加齢による動脈硬化が原因にもなるため、高齢者のほうが発症しやすいです。
そのため、高齢者の数が激増している日本では、今後、脳卒中患者は増えることが予想でき、2020年には患者数は300万人に達するとされています。