高血圧は遺伝するのか?
高血圧には遺伝的な原因があるとよく言われています。
一つの報告としては
両親が揃って高血圧の場合はその子供が高血圧になる確率は約50%。
両親のどちらか一方が高血圧の場合はその子供は約30%
で高血圧になるという報告があります。
しかし、これは高血圧の遺伝子があるということではなく、体質が遺伝することが大きいようです。
また家族で生活をしているので、食習慣や生活習慣は両親と似たようなもので育つと思います。
親が作ってくれる料理が味が濃いものであったり、
運動が好きな家族であったら皆で運動すると思いますが、これがゲームが好きな家族だったらどうでしょうか。
高血圧の原因としては塩分の摂り過ぎや肥満ストレス運動習慣などの生活習慣が強く関わっています。
なので高血圧は遺伝だからどうしようもないと思うのではなく、
日頃の食生活や生活習慣を見直していけば血圧のコントロールは十分可能なのではないでしょうか。
年をとると高血圧になりやすい?
年を取るほど高血圧になりやすいと思う人は多いでしょう。
実際自分のおじいちゃんおばあちゃんはどうだったでしょうか。
血圧が高くて毎日血圧を測っていたりしたのではないでしょうか。
確かに年齢を重ねるほど高血圧の人は増えていく傾向にあります。
血管は弾力性に富んでいるのですが、高齢になると血管の繊維が硬く変化していき、動脈硬化がすすみます。
簡単にいうと血管も老化するということですね。
また年齢を重ねると他の病気も増えてくると思います。
糖尿病や脂質異常症などは血圧に関わってくる病気です。
高血圧だけでなく、糖尿病や脂質異常症は脳や心臓の合併症のリスクもあげるので、予防が重要です。
女性は更年期から高血圧になりやすい?
高血圧は男性は四十歳代から女性は50歳から高血圧が増える傾向にあります。
五十歳代からは女性の高血圧の割合が急激に増えています。
女性は50歳代から閉経が起こるため女性ホルモンが減少するそれにより骨粗鬆症になる人も増えますし高血圧になる人も増えます。
女性ホルモンには血管の収縮や老化を防いだり水分やナトリウムの排泄を促したりするといった働きがあります。
閉経するとその女性ホルモンの働きが減少するためそれで高血圧になりやすくなるのです。