血管内治療(カテーテル治療)とは?
脳梗塞は、脳内の血管に血栓が溜まることによって起こる症状で最悪の場合には死のみならず、
治療を施しても後遺症が残る症状です。
原因は血管内に血栓が溜まって血液が循環しなくなり、そうなると脳細胞などを徐々に壊死させてしまうため
血管内治療を施し、原因となる血栓を取り除く処置がよく行われます。
脳梗塞発症後3時間以内であれば「t-PA療法」が有効になります。
脚の付け根部分の動脈にカテーテルを挿入し、それを脳の血管まで送り込みをする形で行い、
カテーテルの先端にはデバイスが取り付いているおり、血栓を除去することが可能です。
ただ脳梗塞発症8時間以内に行うという条件があります。
物理的に行う方法ですがカテーテル治療にはステント型と吸引型の二つが存在し、近年は機能性を持たせたタイプも登場しています。
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カテーテルの種類
脳梗塞発症8時間以内であれば、血栓を取り除くためにカテーテル治療を行うことが可能です。
その治療方法の種類にはステント型と吸引型の二つが存在します。
ステント型
ステント型は金属製の網目の筒状のものを動脈に挿入して詰まっている部分まで到着させ、それによって血栓を絡めとる方法になります。
血流を確保しながら行うことができ、オーソドックスに行われる方法の一つです。
吸引型
一方、吸引型は血栓を吸引しながら除去する方法で、カテーテルの先端部分に吸引用のデバイスが取り付いており、それを詰まっている部分まで到達させます。
血栓を吸引し、そのカテーテルを慎重に抜いて回収する作業を必要とします。
共に血栓を除去するデバイスになるため、除去されたことで再び問題なく血液が流れるようにでき、脳梗塞を治療することが可能です。