なぜ上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧(拡張期血圧)の二つで表示されるのか
血圧は上の血圧と下の血圧で表示されます。
上の血圧のことを収縮期血圧下の血圧のことを拡張期血圧と言います。
収縮期血圧はその名の通り心臓が収縮した時の血圧のことです。
拡張期血圧は心臓が拡張している時の血圧のことです。
収縮期血圧は心臓が収縮して心臓に溜め込んでいた血液を一気に送り出すため、その時に一番血管に圧力が加わるため、一番血圧が高くなります。
拡張期血圧は心臓が拡張している時の血圧ですが、心臓が拡張している時にも血管には血液が流れているのです。
心臓が収縮して一気に血液が押し出されると、大動脈は一度膨らんで血液の60%ほどを大動脈にはめ込みます。
そして残りの40%をまず全身の血管に向かって送り出すのです。
そして心臓が拡張をするのに合わせて大動脈に溜め込んでいた60%の血液を送り出します。
そのため拡張期に心臓から血液が来なくても大動脈から血液を送り出しているので、上の血圧と下の血圧の二つで表示されるということです。
収縮期血圧は正常なのに拡張期血圧が基準値を超えている場合は高血圧なのでしょうか。
心臓から血液が出るとまず大動脈動脈そして細動脈と枝分かれして全身に血液が巡っていきます。
拡張期血圧つまり下の血圧は主に細動脈の動脈硬化などの影響を受けます。
大動脈にはまだ十分な柔軟性がある場合は収縮期血圧はあまり上がりませんが、
細動脈が動脈硬化などで柔軟性が低下していると下の血圧が高くなりますそれも高血圧です。
下の血圧が高くなる人は、例えば60歳くらいまでの人や高血圧になりたての人、
肥満、運動不足、喫煙、お酒の飲み過ぎなどの危険因子がある人によく見られます。
対処法は上の血圧が高い時と同じで生活習慣の改善がとても重要になってきます。
下の血圧(拡張期血圧)が下がった場合、高血圧が治ったということなのか
高齢になると大動脈も固くなってしまうため心臓の収縮期に大動脈に血液を溜め込む力が低下してしまいます。
溜め込む力が低下すると血液が溜まることなく流れ出てしまうため心臓の拡張期に大動脈から血管に送り出す血液の量が減ってしまいます。
そのため下の血圧が下がってしまうのです。
なので下の血液が下がったからといって高血圧が治ったというわけではなくむしろ大動脈の動脈硬化が進行しているサインなのかもしれないで注意が必要です。